生山 むかし語りの歴史
~ 次世代にのこす明治・大正・昭和 じげの生活誌 ~
著者:井上 浚(ナカヤ郷土館)
編集・執筆 伊藤康晴
本体:非売品
はじめに
本冊は鳥取市生山において、平成9年(1997)~10年(1998)にかけて3回にわたり、ムラの古老(高齢者)を対象に実施した聞き取り調査の記録です。大きな歴史ではありません。生山というムラ・大字の歴史や文化、かつての習俗についてまとめたものです。
生山は帳箪笥に収納された区有の古文書を幾分残しますが、今回は古文書の内容を本編に取り込むことはしていません。その他、関係文献からの引用も最小限にとどめています。明治末年から大正時代に生れ、その生涯の大部分を生山で過ごした方々のお話しを後世に遺し、伝えていく目的から編まれたものであることをまずは明記しておきたいと思います。したがって本冊は、明治・大正・昭和期の生山について語られた「じげの生活誌」ということになります。後世、生山とその周辺地域の理解にお役に立つならば幸いです。
(井上浚・伊藤康晴)
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